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あるところに小さな川がありました。
若者が二人、川を見おろす土手で夕涼んでおりました。
近くで子供達がなにやら騒いでいます。
「もうだめだよー」
「おきらめな」
川の向こう岸に子供達のボールがゆっくりゆっくり流されているのでした。
すると若者の１人が立ち上がって橋を渡り、向こう岸から
川へ降りる階段を下ってボールの近く、中州の草むらへ入っていきました。

子供達のボールを見事つかまえた時にこちら岸で拍手がおこりました。

そしてみんな笑顔になりましたとさ。